運動不足について

運動不足で身体に不具合を起こしている人は確かに多いですが、 運動を全くしていないのに、何も問題ない人もいますね。 成長が止まった時点がその人の身体の完成した瞬間になります。 運動をして育った人は運動をする事でその体を維持するシステムを作り上げた訳です。 その人が社会人になり動かないデスクワークにつくと明らかに運動不足となり 関節や筋肉が硬くなりあちこちに痛みや凝りや不具合を生じる事になります。 一方、運動せずに育った人は運動を必要としない身体を作ったので、 運動などをすると逆に負担をかけ痛めつける事になってしまいます。 ご自分の身体のグレードを知るべきではないでしょうか?

肩こり腰痛の話

肩こり腰痛の話

これ治らないと思っていませんか?いや治ります。何故そう言えるか、それは同じように生活している人々の中には肩こりも腰痛も無いという人達もいますよね、人間の構造や二足歩行の問題ではなくその人の姿勢の取り方や過ごし方によるのです。職業病と言う人もいますが、同じ職業でも問題ない人がいるはずです。肩こり腰痛ひどい人でも、その症状感じたのはある時期からでそれ以前には無かった訳で、それ以前の状態に戻せれば治るのです。問題のある部分の筋肉が硬くなっていて凝りや痛みといった症状を出しますが、その筋肉を緩める事をして一時的に緩和してもすぐ戻ってしまい治りません。筋肉が硬くなるには必ず理由があるので、それを見つけて取り去る事で治る事が出来るのです。

ライフスタイル別の健康観

デスクワークで同じ姿勢を長くしている人の身体はだんだん硬くなっていきますが、これはマイナスではありません。硬くなった方が筋肉で支える必要が減って疲れにくくなるのです。身体全体が全て硬く釣り合っていれば凝りも痛みも起こりません。それなのに首や肩をグルグル回してそこだけ柔らかくしてしまうから他の部分と釣り合わなくなり凝りや痛みがでるのです。つまりデスクワーク系の人は、身体を部分的に使うような体操やストレッチなどはしない方が、身体全体のバランスを壊さずにいられるのです。但し硬くなった事で日常生活動作が影響受けるレベルでは問題なので、歩いたり階段使ったり掃除したりして衰えない様にする事で充分です。

次に趣味のエリアで運動やスポーツが大好きな人の場合ですが、今後プロになる事を目指すのではなく、趣味とするならやり過ぎない事。もっと上手になりたいという気持ちはわかりますが、やり過ぎると日常生活動作や仕事に悪影響になってしまいます。無理なく適度に楽しく継続する事を目的にするのが一番です。

身体はまず遺伝子情報と成長期の過ごし方によって出来上がるので、関節構造や関節可動域・筋肉量や筋力・心肺機能などは皆違います。車に例えると、部活などでほどよく動いた人は普通乗用車に、運動せずに勉強やゲームで過ごした人は軽自動車に、バリバリやった人はスポーツカーに。軽自動車がスポーツカーと同じようにスピード出そうとしたら壊れませんか?ある人にはとても有効に作用したものでも、違う人には害になる可能性も。つまりこれをやれば皆が健康になりますなんてありえません。身体は使わなければ衰え、無理して使ったら壊れてしまいます。自分の身体のグレードを理解し、衰えさせないよう壊さないようにするには少し余力を残すように能力の7から8割程度まででそこそこで使い続ける事。また40代なのに20代の頃の身体でいさせようとする事はマイナス。髪型だって服装だって年相応に変化していきますよね、昔出来た事が今出来なくても、今の生活に差し支えなければ問題ありません。今、そしてこれからのライフワークが健全に過ごせれば良いのです。

ギックリ腰の話

ギックリ腰の話

ギックリ腰を繰り返す人は多いですね、さてそれは何故でしょう?例えば足首を捻挫すると捻挫しやすい足になってしまいますよね。瞬間的に関節が大きく動かされて、関節を安定させる役目の靭帯を引き延ばしてしまう事で関節が不安定になり捻挫癖がついてしまったからです。腰を曲げたり伸ばしたり捻じったりして繰り返し大きく動かす事で靭帯が伸びてギックリ腰の癖がついてしまっているのです。そこの負担が増える状態になると再発する事になるのですが、その要因が風邪をこじらせたり暴飲暴食だったり睡眠不足だったりストレスなどによりお腹が硬くなりその反射で背中も硬くなる事で腰が過剰に使われる為です。

O脚X脚の話

O脚X脚の話

日本の女性ってO脚やX脚のように足曲がっている人多くありませんか?外国人、特にアメリカの女性、身体大きくても足真っすぐではありませんか?アメリカ人は土足生活なので床に座る事が殆どないから足曲がらないのです。椅子に座る時は股関節・膝・足首が大体直角位までしか曲がりませんよね、正座の場合、股関節がより深く膝は完全に折り曲げ足首は伸ばされた状態で上半身の体重がすべての関節を強く押し広げている状態なので関節開きます。椅子の場合は上半身の体重は椅子の座面が支えるので足には力がかかりません。横座りやあぐらやペタンと座るとそこから更に関節を強く捻じった状態になります。低いところに座ったり立ったりを繰り返すと、関節がグラグラになり曲がりやすく歪みやすくなった状態で、その座り癖の形に足曲がります。椅子で過ごしましょう。

膝痛の話

膝痛の話

深く曲げたり捻ったりの生活で膝の関節がグラグラになっている状態で、立っている時間や歩く時間が少なくて足の筋肉が弱ってしまった為に、真っすぐ支える事が出来なくなってしまい足が曲がって膝が痛むわけです。日本は昔から畳生活でしたが、江戸時代など昔の人の足はどうでしょう?恐らくそれ程曲がったりしていなかったはずです。何故かというと昔の人はいっぱい歩いていたので筋肉が強くいられたからです。最近あまり歩かなくなっていませんか?交通が便利になり車生活になり、どこに行ってもエレベーター設置されていて足使わなくなってしまいました。膝の痛みは軟骨がすり減ったからではなく、筋肉が弱って支えられなくなったから。出来るだけ座っている時間を減らして、立って動き回りましょう。

外反母趾の話

外反母趾の話

ヒールを履いていると外反母趾になると思っている人が多いのではないでしょうか?そんな事はありません。ヒールを何年も履いていてもならない人はならないし、ヒールを履かなくても外反母趾になっている人も結構多いのです。その原因はというと、骨盤から股関節・膝・足首・母趾への重心ラインの崩れです。骨盤と股関節が横に広がり膝が内側に入り、膝下でO脚のような形で開いた状態で足が曲がっている人が外反母趾になり、足のラインが整っている人はなりません。足のラインが曲がってしまう理由は、和室や床であぐらや横座りやペタンと座り足を深く曲げたり捻じったり、また柔軟やストレッチで関節を柔らかくする事で崩れやすくした為です。椅子に奇麗に腰かけて足を深く曲げたり傾けたり組んだりするのはやめましょう。

ストレートネックの話

ストレートネックの話

スマホって便利でもう手放せないですよね。でもその時の姿勢って、背中丸くして頭うつむいてだらしなくなりやすくないでしょうか?周りにいる人横から見てみてください。首が前に傾いている人が多くないですか?うつむき癖でストレートネックになってしまいます。顔が真正面の状態で携帯見られるように工夫しましょう。

腱鞘炎&バネ指の話

腱鞘炎&バネ指の話

腱鞘炎とかバネ指って病院や接骨院ではなかなか治らないですよね。何故かというとその症状の原因がその部分ではないからです。手を酷使した人が皆なる訳ではないですね、では何が原因かというと身体が傾いたり丸まったりしてバランス崩した状態では身体の使い方が適正ではなく無理に使われるから壊れるのです。身体歪むと肩の位置も変わってしまいますね、肩の角度が数ミリずれたらその先の方にある指にはもっと大きなずれとなって負担がかかるのです。身体を整えなければその症状収める事はむずかしくなります。

産後の崩れ

産後の崩

出産後は母体の今後一生の身体の状態を左右する分岐点です。それまで肩こり腰痛ひどかったのに出産を機に全く無くなってしまう人もいれば、それまで何も問題無かったのに出産を機にあちこち痛みを出す人もいます。残念ながら割合としては後者の方が圧倒的に多いです。昔より便利になった事で動かずにいられるようになってしまいました。産後は関節動きやすく崩れやすいので、座ってばかりいると骨盤開きっ放しに。姿勢よく立って歩きまわっていると骨盤は締まってくるのです。適切な姿勢と過ごし方の健全化が必要です。

不妊症の話

不妊症の話

以前より不妊で悩んでいる人が増える傾向にあります。その中で病院の検査では特別問題が見つからないのに妊娠出来ない人、それは身体が崩れて骨盤が歪んでいるからかもしれません。赤ちゃんだって良い環境で育ちたいので、崩れたところには宿りません。身体が崩れると機能が低下します、それは筋肉だけではなく神経伝達や内臓機能にまで及び、100%能力を発揮できなくなるのです。病気ではないので検査でははっきりした問題を見つけられないレベル。では何故増えているのか、環境が整備され便利になった今の日本では座って動かない時間が増えて筋肉の緊張度も下がり、また長い時間座っていると良い姿勢を維持しづらく崩して過ごす事が増えたからでしょう。

骨粗鬆症の話

骨粗鬆症の話

将来的に骨粗鬆症になりたくないし、骨密度気になりますよね。なぜ骨がもろくなってしまうかの理由がわかれば対処法もわかります。人の身体は、常に古くなった細胞を壊して新しい細胞に置き換える新陳代謝を行っていて、骨の細胞も順次入れ替わっています。レントゲン写真を見ると色の濃い所と薄い所がありますね、これが密度の差です。筋肉が骨に付いていて、力を使うと骨を引っ張る事になりますが、その引っ張る力に耐えられるだけの細胞を配置するので強くいられます。あまり身体を動かさないで骨にかかる力が減ると細胞も薄くなり弱くなります。いくらカルシウムを取り込もうとしても、身体を動かさなければ効果がありません。

筋トレは代謝が上がる?

筋トレは代謝が上がる?

トレーニングで筋肉増やすと、代謝が上がって痩せやすくなる・・・と世間では信じられているようですが、果たして本当にそうなのでしょうか?例えば100kgのバーベルを挙げる事が出来る筋肉をつけたとしましょう。その筋肉、普段の生活で使う事がありますか?使わない間は冷えて硬くなりかえって代謝が落ちた状態なりますね。その筋肉使っている時間と使ってない時間、どちらが多いですか?使っていない時間が多い人は筋トレで筋肉増やすと身体の荷物を増やして冷えて固めて代謝がかえって落ちる結果になります。代謝上がるのは動いている時間の多いスポーツマンやアスリートの話です。スポーツマンやアスリートではない一般の方々が健康でいる為にはマシーントレーニングなどはプラスにはなりません。普段の生活ではする事のない動作を負荷かけて無理してやるのはマイナスです。機械でもなんでも酷使したら早く傷みませんか?筋力も体力も許容範囲があり、その限界近くで使っていたら痛めつける事になります。ただし使わないと衰えてしまうので、少し余力を残す7割程度が適正です。無理のないきつく無いへとへとにならない程度に軽やかな有酸素的全身運動や、日常生活動作として歩いたり階段上り下りしたり掃除や片付けなどで身体を使う事がお勧め!

筋トレで腰痛改善しない!!

筋トレで腰痛改善しない‼

ムキムキのアスリートでも腰が痛い人もいますし、何もやらないあまり筋肉の無い人でも腰が痛まない人もいっぱいいます。つまり腰痛と筋肉量はあまり関係がありません。トレーニングで筋肉強くするとそれがコルセット効果となって症状減らす事は出来ますが、治ったわけではありません。トレーニングをやめるとまた症状が出てくるので、維持する為には一生トレーニングをし続けなければなりませんね。

体幹のトレーニングの話

体幹のトレーニングの話

体幹が強ければ崩れづらく疲れにくい状態でいられます。ではどのようなトレーニングが効果的なのでしょう?真っ直ぐ立った奇麗な姿勢を支える筋肉を強くするのが一番、と考えると、寝そべったりかがんだりしてやるものでは最適ではありませんね。電車の揺れに耐えながら良い姿勢を保って立っていたら体幹強くなりますね。通勤の電車で立っていたらとても良い体幹トレーニングの時間になります。また真っすぐ良い姿勢でしか上手に飛べないトランポリンなんかどうでしょう?上に上にとジャンプしていたら、引き締まった身体になれます。

体操やストレッチは必要無い!

体操やストレッチは必要無い!

例えばラジオ体操の動きを普段の生活の中でやる事ありますか?無いのであれば、それが出来るようになっても普段の生活に対して何の得にもなりませんし、開脚ストレッチで股関節180度開けるようになっても、普段の生活でそんなに足開く事ありますか?股関節柔らかくなったぶん、真っすぐ立つ時に支える力必要になってかえって負担になりませんか?いくら体操が上手に出来ても、階段の昇り降りが楽になったり長く歩けるようになる訳ではありません。これから生きていくのに必要な動きをする事が適正で、不必要な行為は負担を増やすだけ、生活でしっかり身体を使って下さい。

運動前の準備体操はいらない

運動前の準備体操はいらない

スポーツなどで身体を動かそうとする時、急に強い力をかけて動いたら危ないので動きやすくする為に体操やストレッチする人多いですね。例えばランナーが足首グルグル回したりアキレス腱ストレッチしたり、でもそんな事をしたら足首グラグラになって捻挫しやすくなるし不安定な足首支えながら走らなければならず負荷が増えてしまいます。ゴルファーが肩グルグル回したら適正な軌道保ち辛くなるし・・・運動前はウォーミングアップ、つまり温めて動きやすくする事が適正でこれからやる動きを軽く繰り返す事が動きやすく事故防止になります。ランナーはその場かけ足して温まったら走り出せば良いし、ゴルファーは適正な軌道で軽く素振りを繰り返して温まったらプレーすればよいのです。

股関節のストレッチで浮腫みやすい足に!!

股関節のストレッチで浮腫みやすい足に

股関節は柔らかい方が良いと思っている人が多いようですが本当にそうでしょうか?バレリーナや新体操選手、ダンサーさん達は勿論その方が良いでしょうが、一般の方々はそんなに股関節広げる動き、普段はあまりありませんよね。人形の股関節180度開いてから立たせたら、股関節柔らかくなったぶんそこをセロテープ貼って補強しないと立てなくなり、結果そこが硬くなります。股関節開きやすく柔らかくなると、同じ場所で立っていたいりする際に支える力いっぱい必要になって股関節周囲の筋肉をいっぱい使う事になります。するとその部分の硬さが増し循環が悪くなり浮腫みやすくなってしまうのです。身体は開いているより締まっている方が奇麗なのに何で広げてしまうのでしょうか?

身体を柔らかくすると疲れやすくなる!?

身体を柔らかくすると疲れやすくなる!?

人形を2体用意して、1体はそのまま立たせておくとしてもう1体は体操やストレッチやいろいろな動きをさせたとします。すると色々な動きが出来るように関節が柔らかくはなったけれど、手を離したら真っすぐ立てなくなって、グダッと崩れてしまいませんか?真っすぐ立たせる為には体中の関節をセロテープで補強しなければなりません。人間だとそのセロテープ役を筋肉がする事になります。動かしていない人形はセロテープが1枚も無くても立っていられます。つまり柔らかいと、動く事は得意でもジッとしている時は常に筋肉を緊張させて支えていなければならなくなります。あなたは動いている時間と動いていない時間どちらが多いですか?

グルグル回しは破壊行為

グルグル回しは破壊行為!

回す動作は関節にとって大きな負担をかける行為で、それを繰り返すと関節がグラグラになってしまいます。人形の首や肩をグルグル回す事を毎日繰り返していたらそのうち首取れて肩抜けちゃいませんか?身体は全体で釣り合ってバランス保たれている状態がベスト、身体を部分で使ってしまうとバランス崩して不具合が生じます。例えば関節が二つありその動きが5対5で釣り合っている時に、片方だけグルグル回して7まで動けるようになるともう一つは3しか動かなくなります。動物たちの動きって奇麗ですよね、バランスが崩れていないとそう見えるのですが何故かというと動物って体操やストレッチのような部分的な動きをしないから。歩くとか泳ぐとか踊るなど全身運動であればバランスは保たれるのです。

肩甲骨の可動で凝りやすい身体に…

肩甲骨の可動で凝りやすい身体に

肩甲骨は背中側には関節が無く、すべて筋肉で支えられています。肩甲骨は鎖骨と関節して、その鎖骨が胸骨と関節して身体につながっています。つまり一本の鎖骨に肩甲骨がぶら下がっていて、そこに腕がついています。その腕の土台となる肩甲骨をいっぱい動かして不安定にしたら土台がグラグラして腕が上げづらくなるので、周りの筋肉が収縮して肩甲骨を安定させようとしてその周囲が硬くなります。肩甲骨を動かしたときだけその周囲が柔らかくなりますが、それ以外の時間はかえって硬くなるのです。動かしている時間と動かしていない時間、どちらが長いですか?

逆の行為は良くなるどころか悪くなる!

逆の行為は良くなるどころか悪くなる!

背中を丸めて作業していて辛くなった時、逆に反り返るとかえって負担を増やして問題を増やす事になってしまいます。例えばいつも右足を組んでいた人の骨盤や腰椎は、右には行きやすい癖がついていて左には行きにくくなっているので、その状態から左を組むと、違うところで左へ行くので歪みが増えてしまいます。背骨は前後に湾曲があり、背中は後ろに丸く首と腰は前に反っています。かがむときは背中で丸くなりやすく、反り返ると首と腰で行きやすいので、かがんだり反り返ったりしていると、湾曲が過剰になり問題を増やしてしまいます。右足を組んでいた人がそれ以上問題を増やさない為には足を組まない、背中を丸めていた人は上に伸びてよい姿勢に戻るべきです。

身体の柔軟度の話

身体の柔軟度の話

身体は柔らかい方が良くて硬いのはいけないと考えている人が多いと思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか?この考えは健康な人のイメージをスポーツマンとしている為で、確かにダンサーやプロスポーツ選手の身体が硬いのはよろしくありません。でも一般的な生活を送っている人々に対してはいかがでしょう?子供の頃から硬い人っていますよね、その人は硬い事で生きるのに困っていますか?体育で馬鹿にされる位で、生活や仕事には何の支障も無いのでは?身体は硬い方が安定していて歪みづらく、柔らかい人ほど歪みやすいものです。身体の硬い人と柔らかい人がいたとします、背中を丸めてくださいと言ったら硬い人はあまり丸く出来ないですが、柔らかい人はすごく丸く出来ます。その人が猫背になるのです。柔らかいというのは大きく動ける状態ですが、実は不安定な状態なので支えるのに力をいっぱい必要として、無駄に筋肉を酷使する事になります。その筋肉が弱って支える力無くなったら、身体がくずれてしまいます。生活の中で使う柔軟度だけあれば充分で、それ以上あっても負担にしかなりません。身体を動かす事の少ないデスクワーク系の人や運動嫌いな人、また出不精の人などは、身体が硬い方が安定していて楽なのです。

身体が硬い人は怪我をしやすい?

身体が硬い人は怪我をしやすい?

そう考える人も多いと思います。では、世間で怪我をしているのは身体の硬い人ばかりでしょうか?そんな事ないですよね、子供だってスポーツ選手だって怪我します。ロボットを例にとって考えてみましょう。ロボットって硬いですが、上手に歩く事は出来るように作られたとします。飛んだり跳ねたり出来なくても歩ければ存在として問題ない訳ですが、そのロボットが転んでぶつかったところ凹みました、これ怪我ですね。ではロボットを柔らかくする為に体操やストレッチを沢山させたとします。すると関節のところのネジが緩んだような状態になりませんか?そうしたらガタガタしてまともに歩く事が出来なくなってしまい、歩かせる為には関節をガムテープで補強してやっと歩ける訳です。つまり何かで補強しなければ動けなくなってしまい、負担が増えてしまいました。そのロボット転んだら、ぶつかって凹む事は同じで怪我しますね、それだけではなく緩んだ関節にその衝撃が及ぶのでダメージ大きくなります。柔らかい方が不安定なので、怪我しやすいとも言えるのです。

筋肉量の話

筋肉量の話

筋肉が少ないから、良い姿勢でいられないし疲れやすいと言う人がいますが、それは筋肉の量の問題では無いと思います。良い姿勢でいられないのは身体が崩れているから、疲れやすいのは普段からその動きをしていないからではなしでしょうか?では適正な筋肉の量とはどの位なのでしょうか?人それぞれ身体やライフスタイルが違うのでそれぞれに適性があります。その人の日常生活動作と仕事での過ごし方と趣味、この3つのエリアの行動が何一つ問題なく継続出来る筋肉があれば、適正といえるでしょう。普段の生活の中で、筋肉が無くて出来ない動作はないですよね。逆を言うと普段使わないような筋肉をつけても意味がないという事です。

美しい身体を手に入れるには?

美しい身体を手に入れるには?

美しい身体は健康体です、また健康体は美しいです。 つまり健康になるという事は、美しくなる事なのです。 スポーツ選手の上級者は格好いいですね、軽やかで無駄がなく スマートで美しいですね、身体を上手に使うとそう見えます。 スポーツが得意ではない人は不格好だったりぎこちなかったり力んでいたり、 身体が上手に使えないとそう見えるわけです。 つまり美しい姿勢で過ごしていれば身体も美しくなり、 だらしなく過ごしていれば身体も崩れて不格好になる訳です。 格好良くいたければ格好良く過ごすべし!!その為には美しく過ごすコツを覚えるべきですね。

美しい過ごし方のコツ

美しい過ごし方のコツ

◎立ち方◎

まず立ち方ですが、”気を付け!”と号令かけられた時の姿勢は胸を張って顎引いて、これは固くて美しくありませんね。美しい立ち方は、その人の身長が一番高く見える姿勢です。背中を丸めると背は低くなり、胸を張って反り返っても低くなります。かがみも反りもしないど真ん中で、力を入れると縮むので力を抜いて上に伸びた感じ、頭が上から紐で釣り上げられた感じが一番縦長で力みのない自然な良い姿勢になります。力を使わないで上手に身体のバランスをとるコツを覚えてください。

 

◎座り方◎

次に座り方ですが、椅子に座った姿勢とソファーに座った姿勢と地べたに座った姿勢は、どれが一番美しいでしょう?もちろん椅子ですよね。座面が低くなればなるほど骨盤が後ろに傾いて背中が丸くなり、足も深く曲がって傾けたり開きたくなったりします。カウンターバーにあるような座面の高い椅子にチョコンと腰かけると背中も足もスッと伸ばしていやすいので美しくいられます。

 

◎寝方◎

次は寝方です、あおむけと横向きとうつ伏せはどれが美しいですか。もちろんあおむけですよね、白雪姫がうつ伏せでは嫌ですもんね。でも一晩中、寝返らずにあおむけでいる事出来るでしょうか?ここが難問で、立ち方座り方は意識でコントロール出来ますが、寝ている時はコントロール出来なくなりますね、それも結構長い時間。適正な寝姿を守る為には、その環境づくりが重要になります。例えば6時間同じ場所に立っていなければいけないとした時にその場所が、しっかりした固い床の上と、フワフワのマットの上とどちらが良いですか?柔らかい所は不安定なので身体を支えるのに筋肉をより使う事になります。柔らかいソファーって長い間同じ姿勢でいられませんよね、寝床も同様で、柔らかい寝具では落ち着かず寝返らないといられません。寝ている間は力を抜いている状態で、あちこち寝返っていると自分の体重で関節をあちこちに押し付ける結果となり身体が崩れてしまいます。起き抜けに身体がだるかったり痛かったり寝違えたりするのは寝方が悪いから。江戸時代の庶民はたくさん歩くし生活で身体動かしている時間が長いし、着物を着ていてあまり姿勢を崩さないので健康体だったに違いありません。江戸時代の人の寝床って固かったでしょうね、板の間か畳にせんべい布団敷いて、マゲを壊さないように高い枕使ってあおむけで。この状況寝返れませんね、つまり健康だと寝返りは必要ないのです。身体は骨組みがあり、それを筋肉が支えたり動かしたりしています。背骨って積み木みたいな形をしていますが、積み木はそれ自体の重みと上から重力で抑えられているので安定して積み上げる事ができます。でも横に倒したらバラバラに崩れてしまいます。背骨にも同じような力が作用するので、身体を起こしている時は背骨が安定していますが、横たえると背骨は不安定に崩れそうになります。つまり背骨を支えている筋肉は身体起こしている時より寝ている時の方が緊張が高まるのですが、柔らかい所に横たわるとより崩れるような力がかかる為一層緊張が高まります。同じ姿勢をしているとその緊張がより強くなるので動いて緩めたくなる、それが寝返りです。寝具は身体を安定して支えてくれるような固い素材が良いのです。

 

◎姿勢の取り方◎

初めて行った美容室で技術者5人が仕事をしている姿が見えます。その中で誰に担当してもらうかを選ぶ時、どこを見て判断しますか?その人の髪型でしょうか?服のセンスでしょうか?手際の良さでしょうか?私なら仕事している時の姿勢の良い人を選びます。姿勢を悪く仕事している人は自分の身体を支えるのに力をいっぱい使うので疲れやすく手元もおぼつかなくなりがち、一方姿勢よく仕事している人は疲れにくく手先も器用に操れるので技術力が高いはずです。他の仕事でも、姿勢よく働いている人の方が優れているはずです。つまり普段の生活や仕事での姿勢が奇麗に見えるようにすると、身体は健康で疲れづらく美しくなり、仕事の効率も上がります。物を拾う時は背中を丸めてかがむより、上半身垂直のまま足で姿勢を低くして拾った方が美しいですよね。