身体の柔軟度の話

身体は柔らかい方が良くて硬いのはいけないと考えている人が多いと思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか?この考えは健康な人のイメージをスポーツマンとしている為で、確かにダンサーやプロスポーツ選手の身体が硬いのはよろしくありません。でも一般的な生活を送っている人々に対してはいかがでしょう?子供の頃から硬い人っていますよね、その人は硬い事で生きるのに困っていますか?体育で馬鹿にされる位で、生活や仕事には何の支障も無いのでは?身体は硬い方が安定していて歪みづらく、柔らかい人ほど歪みやすいものです。身体の硬い人と柔らかい人がいたとします、背中を丸めてくださいと言ったら硬い人はあまり丸く出来ないですが、柔らかい人はすごく丸く出来ます。その人が猫背になるのです。柔らかいというのは大きく動ける状態ですが、実は不安定な状態なので支えるのに力をいっぱい必要として、無駄に筋肉を酷使する事になります。その筋肉が弱って支える力無くなったら、身体がくずれてしまいます。生活の中で使う柔軟度だけあれば充分で、それ以上あっても負担にしかなりません。身体を動かす事の少ないデスクワーク系の人や運動嫌いな人、また出不精の人などは、身体が硬い方が安定していて楽なのです。